Moin!!
皆さん、こんにちは!Wie geht’s euch?
まつだです。
ピラミッド型のリーグ編成により、どのカテゴリーのチームにもいつかはトップリーグに上がるチャンスがあるのがヨーロッパ・スポーツの特徴!!
今回は、20歳のころからドイツのハンドボールに魅了されドイツにやってきた、今なお現役バリバリな筆者が、
毎年7月からその翌年6月までを1シーズンとする
ドイツハンドボール連盟(DHB)が運営するハンドボールリーグの編成を順番にご紹介していきます!
ハンドボール・ブンデスリーガ(Handball-Bundesliga)
まずはトップリーグのご紹介!
ハンドボール・ブンデスリーガ(Handball Bundesliga)とは、世界最強・最高リーグと称されるドイツのプロリーグです。
トップリーグは、ハンドボールブンデスリーガと呼ばれ、シーズン毎に冠スポンサーが変わりその時代で呼び方が変わります。2019/20シーズンから、ドイツのLIQUI MOLY(自動車などの潤滑油メーカー)が命名権を持ち、現在は【LIQUI MOLY Handball-Bundesliga】と呼ばれています。
ちなみに2007年からおよそ5年間、トヨタ自動車が命名権を購入し、【Toyota Handball-Bundeliga】と呼ばれていた時代もありました!
女子のカテゴリーは、Handball-Bundesliga Frauenと呼ばれています。
男子は、18チーム
女子は、14チーム
上位チームには、次のシーズンのチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグの挑戦権が得られます。
ツヴァイテ・ハンドボールブンデスリーガ(2. Handball-Bundesliga)
次は2部リーグのツヴァイテ・ハンドボールブンデスリーガ (2. Handball-Bundesliga)
古豪や新規参入チームがしのぎを削る2部リーグ、他ヨーロッパ国のトップリーグのレベルがこのリーグに相当するとみられ、
2022/23シーズンは、2部が19チーム+1(ロシア・ウクライナ戦争によりウクライナリーグのHK Motor Zaporizhzhiaが参戦)の20チーム
女子2部は16チームで開催されています。
Handball-Bundesligaは、トップと2部のみの呼称になります。
※ブンデスリーガ(ドイツ連邦リーグ)は、ドイツの国技であるサッカーの呼び名となります。それ以外のスポーツのトップリーグは大体、そのスポーツ名が前にきて、後ろにブンデスリーガとつきます。
ドリッテ・リーガ (3.Liga)
3部リーグの3.Liga (ドリッテ・リーガ)
2022/23シーズン現在、男子はドイツ全土を北、南、東、西、南西の5ブロックに分け、各ブロック13~14チームで構成されています。
女子は少し男子と異なり、北、北東、南、南西、西の5ブロックで、各11~12チームで構成されています。
3部リーグからは、ブンデスリーガチームのユース・セカンドチームなどが所属し、将来有望な若手に経験を積ませる目的でのリーグとしても機能しています。
オーバーリーガ (Oberliga)
ドイツ4部リーグに相当するオーバーリーガ。
各地域、14から15エリアに点在し優勝チームが3.ligaに昇格する権利が与えられるリーグです。
チーム数も13~14チームで構成され、ブンデスリーガチームのユースやセカンドチーム、その地域の強豪チームが日々しのぎを削っています。
地元紙にも取り上げられたり、スポンサーを見つけチーム運営するなど、セミプロとして活動できるクラスになります。
レギオナルリーガ(Regional Liga)
ドイツには16の連邦州と3つの都市州で成り立っています。その内の連邦州の一つ、ノルトライン・ヴェストファーレン州のみに存在するリーグで、2016年ごろまでは、この州だけで3つのオーバーリーガがありましたが、チーム数の多さなどを理由に2017年ごろ元々あった3つのオーバーリーガを合体、前シーズンの結果をもとに上位グループと下位グループで半分に分け、上位のチームをレギオナルリーガ、下位のチームをオーバーリーガとしこの名称のリーグが誕生しました。
ひと昔前は、3部リーグのことをこう呼ぶ時代もありましたが、現在はこの州のみのリーグとなっています。 その為、この州で3部リーグに上がるには、他の地域よりも一つ多いリーグを戦い優勝する必要があります。それだけハイレベルな地域とされています。
それ以下のリーグ
5部リーグのフェアバンズ・リーガ(Verbandsliga)
6部リーグのランデスリーガ (Landesliga)
その下の、ベツィアクスリーガ (BezirksLiga)
Kleisliga(クライスリーガ)、Kleiskrasse (クライスクラッセ)と続きます。
リーグ在籍チームもセカンドやサードチームなどが混在し、ランデスリーガまでは県単位での構成、それより下になると市や町単位での構成となり、年齢層も下に行けば行くほどどんどん上がっていきます。
リーグ事情
こういったリーグの管轄は、3部リーグまではドイツハンドボール連盟が直接管轄し、4部リーグからはドイツハンドボール連盟統治のもと、各地域の連盟が管轄して毎シーズン行われています。
リーグ戦以外にも、ポカール(ドイツカップ)やヨーロッパの主要大会や国の代表試合もありますので、トップリーグの選手たちは本当にハードなスケジュールをこなしています。
あとがき
日本のスポーツ界では、まだまだ実現できてなく、
ここまで細分化されているのがヨーロッパのスポーツの特徴
19歳以下のカテゴリーの子供たちのリーグも同様に細分化されているので、小さいころから実践経験をたくさん積むことができ、成長していける環境
細分化されているため、年齢性別関係なくいろんな人たちにスポーツを楽しんでもらえる環境
この環境がヨーロッパのスポーツの特徴です。
その中でも、世界最強・最高リーグ、ドイツ・ハンドボールブンデスリーガ
の魅力の一つだと思います。
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